ビジネスの現場で役立つコミュニケーション
株式会社スタンコミュニケーションズ

部下の特性を把握する

一口に部下の育成を行うといっても、部下の性格や特性によって育成の方法は異なります。引っ込み思案だが、細かな仕事が正確で素早い部下に、リーダーシップを持つことを望んでもなかなか難しいのが実情です。

反対に、前に出ることに抵抗を覚えない、チャレンジ精神旺盛な部下であれば、未来の幹部候補として育てることも可能です。まずは部下の特性を把握し、どのように育てていくべきなのか理解する必要があります。

ある程度の裁量を与える

部下の特性を把握した後は、ある程度の裁量を与え、自分で考え動けるための環境を作り上げます。できないことを責められたり批判されたりする環境で、自ら考えて動いてほしいと望んでも、部下にとってはハードルが高いかもしれません。

ある程度の裁量を与え、上司が出るのは最終確認の部分だけなどの環境を作り上げることで、部下は自身の力を試せる場所を得られます。

安心して働ける状況を作る

主体的に行動してもらうためにも、ある程度の裁量を与える必要はありますが、裁量を与えるだけで放置してはいけません。部下にとっては、何かを判断するたびに本当に今の選択で合っているのかと不安になり、心理的なハードルから動けなくなってしまう危険性があります。

この段階で上司が行うべきなのは、途中経過の確認を怠らず、部下が選んでいる方向性が合っている場合は背中を押し、誤っている場合にはどうしてそう考えたのか意見を聞くことです。何かあった場合に責任を取るのは上司や企業であり、部下に必要以上の負担をかけ過ぎてはいけません。

部下の主体性を尊重し、困っていることがないか、迷っていないか見守る段階です。

部下とのコミュニケーションが必須

どの段階においても、円滑に部下育成を進めるためにはスムーズなコミュニケーションが必要です。特に新入社員の場合、ビジネスライクな話し方だけではなく、安心感を与えられる話し方も欠かせません。

とはいえ、特に年が離れた部下であるほど、何を話せばよいのかと悩んでしまうことも多いです。苦手意識を持たれて、部下から避けられてしまう場合もあります。

部下からすれば、上司であるというだけで圧迫感を覚えるかもしれません。しかし、安心感だけを与えているようでは、威厳がなくなってしまいます。ここで上司として重要なのが、部下育成に効果的な話し方を習得することです。

株式会社スタンコミュニケーションズでは、的確な伝え方・話し方を習得できるレッスンを行っています。主体的に動く部下を育てるために必要な話し方、伝え方を習得したいとお考えでしたら、ぜひ講座受講をご検討ください。